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 宇宙戦争(原題:War of The Worlds
   監 督 :スティーブン・スピルバーグ
   出 演 :トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、
   ジャンル:パニック(SF)
   2005年  アメリカ



 トム・クルーズが奥さんに離婚され、子供たちにバカにされている父親を熱演。

注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】
 レイ(トム・クルーズ)は離婚した妻に引き取られた二人の子供レイチェル(ダコタ・ファニング)とロビー(ジャスティン・チャットウィン)の面会日に宇宙人の攻撃が始まります。
 それははるか昔に地中深くに埋められた侵略用機器(トライポッド)に稲妻にのって乗り移った宇宙人によるものでした。
 レイは逃げながらレイチェルを守りますが戦う事を主張するロビーを見失ってしまいます。
 一時はレイチェルが宇宙人に捕獲された為、レイもわざと捕まりバリアで守られたトライポッドを持っていた手榴弾で中から爆破してレイチェルを助けるのです。
 そんなレイをレイチェルは段々と父親として認めるようになっていくのです。




レイチェルの目の前の川を一人の遺体が流れてきます。
息をのんでそれを見るレイチェル。
次の瞬間、川いっぱいに死体が流れてきます!
 … 私もショックでした。

 
 レイは無事に元妻の実家にレイチェルを届け、先に戻っていたロビーと無事を喜んで抱き合います。
 その頃には宇宙人のトライポッドの動きがおかしくなり米軍に倒されるものも出ていました。
 宇宙人の体は地球の微生物に耐えられなかったのです。


【感想】
 原作はウェルズの「宇宙戦争」かと思いますが、個人的には「シャーロックホームズの宇宙戦争」の方が近いかな。
 この小説はあまりSFっぽく無く、状況だけSFのせいにして人間ドラマがすすんでいきます。 
 宇宙産の植物も出てきますし、映画にチョコッと出てくるようなシーンも意味が分かりやすいと思います。
 ただし、宇宙人がどこから来たか?の扱いが変えてますね。
 ウェルズのは昔のハードSFで、その為に今読むとかえって古臭く感じるところがあるでしょう。

 トム・クルーズがだんだんカッコよくなっていきます。
 天才と言われていたダコタ・ファニングがトム・クルーズの娘役です。(妹のエル・ファニングも有名ですね。)
 でも、人類の努力は関係なく、唐突に微生物にやられて宇宙人が壊滅しちゃうのは … 。
 今だったらもう 1クッションありそうなネタですよね?

 


  関連作品:アウトロー    … トム・クルーズ 出演
       



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